も少し待ってて

口ごもったのは

もういわなくてもいいや と 手放したのではなく

ちゃんと 届けたかったからだけなんだ

も少し待っててくれるかな

あのときの わたくしたちの 真上にあった 雲みたいに

透明で 柔らかな 摩擦音で

しゅらり と 胸のうちに 滑り込むような ことばを かたちを…

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