朝
台所窓辺しげしげさんとこの 蛹さま 見たら
乾いて
染みっぽい 変色部分もあり
周りの油虫は 蛹の汁など 吸わないだろうけど
ちょいと 乗っかられたりしてるから
なんかあまり 調子よくないのかなぁ と
前哀悼的 気分にもなりつつ
油虫を 爪楊枝で 除けてみたりもした
母の 起床助太刀で
まず ポータブルトイレに 座ってもらったあと
また 台所に 戻ったら
蛹さま 揺れた
むむむ?
近づいたら 登頂部 もにもにもに て 盛り上がり
ぴろ
蝶々さん お出まし
きゃ~♪
母 ほったらかして 動画やら写真など とりましたる
乾くまで 時間かかるだろうから
焦らず と 言い聞かせ
母のお着替えなど 済ませて
少し落ち着いたところで
蝶々さん 留まってる 芹を挿してる 花瓶を 濡縁へ
風が吹いてて 飛ばされないかしら などと
余計な老婆心
産毛のような あしで
はっし と はっぱにつかまり
風に へろへろの羽をさらしてた
あぁ よかった
このあとが 決して 安全に守られているわけではないにしても
蝶々として 生きゆく道へ
どうか お達者で と 願う