降り積もる 混沌

3年前に 母が 倒れて…の どったばたから

…いやまてよ そのまえの 震災後の辺りから

季節ものの服の 入れ換えを きちんとしなくなった

もともと 片付けをきちんとしておらなかったのは たしかだけんど

更に 輪をかけて 土星だよ サターンだよ 魔の巣窟といわれているよ

雑然混沌だとしても

どこに 何があるかぐらいは 把握しておりましたものの

最近 それも危うい

ここにあるはずのものが みあたらない…を 越えて

どこにあるかさえ んもう わからん

そういうことさえ 思い出そうとしなくなってるようでもある

うひ~

せめて うずたかく積み上がるもののなかから 冬のものは 見えなくしてしまおう(こういう言い方してるところが まず 片付けから遠いよな)

…てことで 意を決して

「本日 混沌突入」宣言

宣言しとかんと こまごまちまちま ご用事で呼ばれるでね

わたくしの ごしゃめしゃに 辟易している父 ようやっとか…てな 苦笑いしつつ

「だいじょぶが?」なんて 魔界に旅立つものを 見送る風情

母は おしっこ助太刀とか 出動してほしいんだけど…てな 心細そうな顔

すまん…まぁ おしっこ助太刀やら お昼御飯の準備辺りには 生還するで…などと 大袈裟なことを言いつつ 自室へ

何年かぶりに 開ける 押し入れ奥の 衣装小箪笥

…あぁ こんなのあったあった♪なんて 懐かしい思いになるのや

こんなの作ったっけなぁ でも 絶対着れないなこりゃ…てな サイズきつきつのもの…は まだしも

これ誰の服?てのも いくつか…

なんですの?この お色気くの一みたいなの

いつか舞台衣裳に と 手に入れた服の領域ではないとこにあったってことは

着ようとしてたのだな

まったくよぉ…なんて 呆れ笑いなど浮かべつつ

冬物仕舞った…のに

奥から出てきたもののほうが 多いって どうするんだこりゃ?

頑張っても この先の 着るのは やめたほうが 自他ともに為になるぞ てな 服たちを 一纏めにして

倉庫にでもいれとくか…ていうのが また やまのようにあって

「お前のためだけに 倉庫建てたんじゃねぇんだっ!」て 叱られてるんですけどね

素敵なダンサーのおねえちゃんたちに 譲れそうなものを まとめておくのもいいかな…とか 夢想しつつ

捗らん半端のまんま 昼のご飯の準備に突入してしまうもんで

ヤル気 萎え萎え…

そうして 歳月って 降り積もったりしてゆくのよね…て なんのこっちゃ!

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