昨日の夕方
あぁ なんだか 夏の雲 暮れ色だなぁ と
空見上げた
「んだって 明日から 夏だべ」と 父
暦や 季の節は
風や空の うつろいをみたあとで
目安として 句切っていったものなのに
そっちが 根拠みたいに言うのが なんだか おかしなもんだなぁ と
節 節の きめごと けじめを よしとする 父の心持ちなども 思い巡らせて
あぁ そういや わたくしは
そんな 目安のきめごとを 踏んづけて
見たあとに 感じたあとに 決めたりしてるよなぁ
出遅れちゃうのはいつもそんなあたりなんだよなぁ なんてことまで 浮かばせる
でも ま そんな 出遅れが わたくしの 折りであり 節であるわけだけれどもね
いい風 吹いてる 薄暮れ前時間でした