夜通し 茶の間の硝子戸を
ぴちサイズに 開けて
薄明かるくなった頃に
有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさん 音楽モード 最大音量にして装着し
小声で ぴっちっちっ…と 呼びながら
徘徊などしつつ
あと八枚 ポスティング
期待と覚悟の間っこ
見えてないけど この同じ空の下に いるのだよね
どんな形でも また 会う
でも いま 会いたいんだ
根拠も説得力もない思いばかりが
どうどうどう と 涌き出しては
流れてゆく
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