見上げる

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重たい 身体を 置き去りにして

心 幹を 這い登り

遮るもののない 空を みたい

ていのいい まやかし言葉など ききたくない

人の痛みを 受けとるふりして いい気になる姿も みたくない

都合のいいことだけ引き寄せるのは 人の常だとしても…

そんなものだよ と 懐深く 頷けない

いまは ことばに繋げられない

こたえなんか そこにないのに

空を見上げる

あぁ いま 何かに 怒っている

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