ヱビス様に撫でてもらう

午後3時半から

三ヶ月に一度の 母の リハビリ担当の方々との 面談あるで

それまでに あれやってこれやって用足し済ませて

ばんげの仕込み ちょいとして

できれば ピアノも練習して

…なんて もりもりに 欲張ったこと 浮かべたら

ぎりぎりいっぱいいっぱい

なのに なにかと あれやってくれのこれやってくれのあれはどうしたこれはどうした…と 用事やら おこごとやら…

しょうがないよね できないからいってくるんだもんね

なるべくこたえたいのだよね でもね でもね それ今やんなきゃいかんことですか?絶対やれないことですか?などと

助太刀できたら嬉しいわ♪なんてな やわらかな 心遣い 粉微塵に 吹き飛んで

んあ゛っ?などと ぎざぎざの 声色で 返してしまいました

いかんいかん

んもう こんな言い方したくないのにな 

やさしく返したいのにな…

そう 思いながらも 転がりでた とげとげちくちくは 戻らず

転がりゆく 先々で 誰かを ちくちく 傷つける

泣きたい

泣いてすむ話じゃないけど…

ちくちくと めそめそを ぎうぎうにまるめて

30分だけ ピアノに あたりちらして

買い物にいってくるっ!と また 家を出た

ほんとは、もう 買い物しなくちゃいけないものも そんなになかったのだけど

近くの スーパーマーケットまでの 道々 てくてく

ゆっくり 息を 吐いたり吸ったりして

頭を冷やす

衝動に任せるのは 一人の時や 作品のネタ作りのときにしてくれよ わたくしよ と

やってること やりたいこと ありたいありさま

浮かべたり流したり

改めて 思いを整える

うむ 血迷っていたな

体内の血も 引き潮にて 後押しされとるな(えすとろげんちゃんめえぇ!)

いいぞいいぞ と 自分を 撫でる

かわいらしい ほや 2つ買って 帰って

父に つまみを出す

「なんだ こんなん出されたら 熱燗もだべ」と 父

呑みもんくれぇ 自分でやるんでねぇのかよ? なんて きついもの言い…でも さっきと違って お道化た 声色の やりとり

あんちゃが 外ご飯だから 今晩は あんちゃの苦手なもん大行進だど

熱燗も 準備して差し上げたるわぁ!…などと 宣言して

母も ほっとしたように 笑って 聞いてる

なんだか 懲りもせず おんなじようなことしてるなぁ と あきれながらも

食べ物に ほぐされる 単純さ ばんざい と また 己を甘やかしながら

ヱビスさまにも 撫でてもらった

ぷしっ♪

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