懐かしさも美味しさ

はじける 郷愁純粋な 美味感覚なんて あるかどうか わからん
正直 美味しいかどうか 冷静に判断したらば
「んまぐねぇ」だろう
なのに 買っちまって
飲んじまって
んふふ なんつって 笑ったりして・・・
昔 ちゃんとした サイダーなんて 自分で買うことができなくて
でも 粉の「サイダーの元」は 買えた
自然界に存在しないような みどり おれんじ あか
自分の手で 魔法のように 目の前に ぴちぱちはじける サイダーが出現する
「うそんこ」と 頭のどこかで 思いながら
足りない 味の一部を 
美しい色と 「魔法」で 埋めて うっとりしていた
そんな懐かしさが 味の一部を 彩って
くすぐられるように 笑ってしまうのだ

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