剣士の 魂の片鱗もなし

本日使っていた手ぬぐい「臥牛少年剣道」のだった
じいちゃんは 剣道をやっていたことがあって
毎朝 木刀やら 竹刀の すぶりをやっていた
んで あんちゃにもさせたくて 地元の臥牛少年剣道(がぎゅうしょうねんけんどう・・・ちなみに 角田にあった城・角田城は 別名 臥牛城)に 連れて行かれた
あんちゃ 小学一年生 
連れて行ってもらえなかった わたくし幼稚園のとき
んで うらやましくて こっそりあとをつけて 覗いたり じいちゃんの竹刀を持って わざとうろうろしたりしていた
習い事 ってもんが 入門するとか お金払うというものがくっついていると知らなかったもんで
ひたすらうろうろ
んで 気づいた大人が「あの 大人の竹刀もってうろうろしてるのは 森さんとこの・・・」と 気づいて拾ってくれたのでしたね
周りのかたがたの あとおしで めでたく入門
やりたくなくてぐずぐず あんちゃと やたらはりきるわたくし
男と女ぎゃくだったらいいのに なんてな 感想があちこちから聞かれたっけな
いたずらっこ あんちゃの友達グループがやたら 目立って
しかも 幼いこの稽古時間に 女の子はわたくし一人(上手い子の時間には いとこのりえちゃん・・・女の子もいましたが・・・)
目立たぬわけがない
お祭りの剣道大会(初心者は 風船割り大会)で 意地になって あんちゃの友人の風船割って勝ってしまい
ちょいちょい いじめられたりもしました
んでも ルールも覚えてないのに なにくそ!とか 気張ってやってたのですが
あるとき 先生の一人 Aが ふざけているあんちゃグループを注意して
なに思ったか「ほら!そこの女の子!」と ばし!と わたくしの頭を竹刀でたたいたのですな
お気に入りの天道虫のピン止め直撃・・・まあ 剣道に ピン止めしていく自分もどうかとは思うが
目の前で砕けてばらける てんとうむしちゃん
くううう っと 唇噛んで 涙こらえて 破片を拾った
これで全部かどうか と見回しているうちに 涙が滲んで 床が見えなくなってきた
でも 人前で泣きたくなかった 
Aが 「ほれ」と 破片のひとつを しないで はじいてよこした
その後どうやって帰ったかは覚えていないのだけれど
ベッドに突っ伏して「もうやだやだやだ~!」と 大泣きしたのだった
母は 諸事情あれこれあったり考えたりして ずっとやめさせたかったらしいのに
頑としてやめたがらなかったのに
天道虫ちゃんがきっかけで あっさりやめてしまった・・・幼稚園年長さんから 一年生まで・・・1年ちょっとくらいだろか?
その後 公演制作仕事やら ばあちゃんの入院とか 
長じてから 何かと Aと 接触することはあったのだけれど
いしはらしんたろうを 思い出すような しゃべり方とか
「容態安定してる全然心配ない家族親戚集まんないで帰って大丈夫」なんていった何時間かあとに ばあちゃん息を引き取ったこととか
割れた天道虫ちゃんを さらに悲しい出来事に増幅させるような
いやな思いしか 浮かばぬ
うむむ
個人的ですんまへん
でも いろいろ思い出したら やたら 竹刀を振り回したくなった
そういった行為で やだな~て思ってたあれこれが 払拭されたらいいんだけど

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