ほんのちょっと

夜中 携帯に ふとしたメール
途中 うつらうつらもあったけれど
やり取りしているうちに 明け方に
昼頃「つきあわせちゃってごめんねありがと」返事が
そういえば昔
まだ 携帯電話も持たない頃
「すんごく仲良しさん」というわけではないけれど
「この時間に起きてるの あんたぐらいだからさ」なんて 真夜中に電話来たことがあった
電車に乗り遅れちゃった よっぱらいさん
困りごとを持つ 友人(別に わたくしに 答えをもとめているわけではない)
仕事が終わらず ちょいと息抜きしたいさん
ただ単に 呑んだ勢いさん・・・
相当暇に見られていましたかね
付き合えないときは そうそうに切る方向に持っていったものの
そういうことがあまりうまくできないもんで
自分の用事を済ませながら 電話して上の空になっちゃったり
子機・・・なんてな 気のきいたものがなかった 黒電話の頃は
線ばかり 伊達に長くしてもらっていたので
顔の横に挟みながら しずしず 髪さえ洗ったこともある
そのときはちょうど お悩みさんの電話だったもんで 
無碍に切れないでも明日朝早いし髪くらい洗っておきたい・・・てな状態だったか
途中 泣いていた相手が ちょろちょろジャブジャブ音に気づいて
「なにしてんの?」と 訊かれ
ああすまん 髪洗ってた・・・と 言ったら
「やだ ひどい・・・」と 言った後 笑い出したっけ
かえって 真剣に聞くより 効いたみたい
いつもそういうわけにはいかないのどろうけれど
大抵みんな わたくしの 役にも立たない 受け答えのあれこれが必要なわけでなく
ほんのちょっとのつながる安心が ほしいんだろうなあ なんて思う
そんな ほんのちょっと・・・にでも なれるって うれしいや

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