こっそり

脚立錆同化色あんちゃが 無言で手招き
んあ?と 問いかけるも 何も言わない
困った顔でもなく 笑ってもいなくて
何か 頼み事なのかもわからぬけど
あまりにしゃべらぬので こちらもつい 黙って ついていく
外へ出て 指し示す先を観たらば
ややや
もう使わず ブロック塀に 立てかけて打ち捨てていた 脚立の足の穴のところに・・・
「君の好きな・・・ほら」と そこで初めて 声を出す
きっとこれ 外においといた植木鉢にいたことのあるあの子かな~
「さあ それは僕には わかりませんな」と 別に 興味なさそう
とはいえ わたくしの 喜び見越しての 無言誘導
にくい演出 あんちゃ ナイス
はじめから 言わずに 連れて行かれて 確かに喜び驚き倍増かも

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