慣れてくる

安心をもらうのはわたくし余震のたびに
びく! と 立ち上がっていた うっし~も
やがて ちょっとやそっとの地震では 飛び起きなくなってくる
そうやって慣れていくものなのだね
でも 時折何もないのに はっ!と 耳をそばだてるように 立ち上がる
だいじょうぶだいじょうぶ
・・・なんて 全く説得力の無いことを言って 頭をなでる
ああ 今 自分に言っているのかもしれない
家の中にいることが 彼にとっての安心なのではなく
己の身勝手な 安心なだけなのかもしれないのに

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