季節感が薄れていく

浅葱の酢味噌和え
桃の節句の食べ物だった・・・かつてのわたくしにとっては
幼い頃 そんなに得意ではなかったものの
季節物 美味いもの好きの じいちゃんが
「あ~ んまいっ!春の味だな」と 至福の表情で食べているのを横で見て
うげ・・・と 思う この味は「んまい」ものなのか・・・と 暗示にかけられていったのかもしれない
はじめのうち うげ だったけれど 好きになったもの
ふきのとう きりこみ(烏賊の塩辛) さめの肉 日の大分たった納豆・・・など
すべて じいちゃんのおかげ 
ま それはさておき
あさつきなんて そんなに 頻繁に食べるものではなかった
ひな祭りの日に 何故か 食卓に出る程度だったのに
このところ いただいたりすることもあって
結構 この季節以外でも 食べるようになった
以前は 一口 ぱく て した瞬間に
あ~春だねえ・・・なんてしみじみ噛み締めたのに
なんかこう 飲むように かっこむように 惜しげもなく ばくばくと・・・
ありがたみ 季節感 薄まってますな
まるで 正月以外にも ばんばんテレビに出るようになっちゃって
「おめでとうございます~」の決まり文句が 型どおりになっちゃって 季節感を失ってしまった
ひところの 海老染之助 染太郎みたいな・・・違うか

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