糸の端

縫い物をしていると
最後の糸の端って 切り捨ててばかりいるなあ・・・と 思う
結び目を作ってとめたら その先の糸は 用無し
でも なにやら不憫で 切り捨てずに
事は済んだけれど ぐるぐる 同じところに縫い通して
端を収めてみる
ミシンだって 縫い始めの糸も縫い終わりの糸も
結んでとめたら 余計な糸の端を 切ってしまう 
いままで どれだけの 糸を 切り捨ててきただろう
そんな 事をふと思って 申し訳ないような気分で
切り散らかした 糸の端を 指でなでる

コメント / トラックバック 2 件

  1. ゆきひろ S より:

    うん、わかる。そういう感覚、わかるよ。もったいないとか、そのモノのじたいが不憫とか、わかるなぁ。やっぱり、なんか、無駄なく使い切るというか、役立てるというか、創意工夫等々、そのほうが儲けた感があって楽しいですよね。

    • bunbun より:

      糸の端に 自分を 投影しちゃったりすると
      切なさMAX
      その点 和服を 解いてみたりすると
      糸を無駄なく 継いでいたりして 
      きっと 端っこ切捨てがあまりないのではないか
      再利用を繰り返しているのではないか・・・と 頭下がります
      温故知新な気分 

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