穏やかな一日のジェットコースターな心境

遅ればせながら 父退院祝い食事会
こちら側がお祝い・・・てんでなく 父本人が「大なる世話になった」と みんなを招待 てなかたち
丸呑みで甘える ははあんちゃわたくし
近所にある 親戚の家の料亭「遊膳」へ
・・・が 昨日使った 衣装やらを 遅い朝から始めた 大洗濯大会が終らず 
しかも 手洗いなのだけれど 脱水だけは洗濯機へ
量の配分間違って 洗濯層にみっちり入れすぎて 
上になってた ぶんぶん帽子と クリスマス緑ぶんぶん衣装の一部が 擦れて 穴あき 
ひ~
かなしい・・・なんつって のろのろ干していたら 遅くなってしまって 
待っててくれたあんちゃが「とうちゃん 先に行ってるって。なんか 機嫌悪くなってたよ」
のっけから 顰蹙かう わたくし
ま なにはともあれ よくぞご無事で・・・と 盃傾けつつ
和やかに みなで いい気分
しかし 帰り際 いつもより酔っ払った感じの あんちゃが 立ち上がったと思いきや
どう!と 後ろに倒れた
その場にいた ははとわたくし 一瞬固まったがすぐ 駆け寄って呼びかけ
あんちゃ!
目は開いてる でも だからといって 安心したわけでなく
んもう頭の中 いろんなことぐるぐるめぐって まずはなんだ?救急車か?待てよまず呼びかけに応えたのだから水だ水!
頭のとこ支えつつ 母見たら やはりぐるぐるになっているようす
呼び鈴なんかでなく水もらいにいって!など 大声
とにかく無理やりでも水二口は飲んでくれたから 少しほっとはしたけど
一瞬目を閉じて「眠い」なんていったり 「やっぱり大丈夫 歩いて帰るよ」なんて立ち上がる
も少しここで 休もうよ と言ってみるが 靴履き始めたので
結局 ゆっくり 帰路につく
杖つき父を支えて母
別段ふらつくわけではないけれど なんだか覚束ない あんちゃの腕を わたくし
「大丈夫だったら」と言われても わっしと摑む 
家に着くまで 不安なまま めん玉ひん剥いた感じだったろうな
んで 家の鍵も あんちゃがあけて とっとと着替えて 洗濯物入れに自分のシャツ持って入ったりしてはいたけれど
何かよからぬ展開があるかもしれない・・・との 心配は拭い去れないもんで
水だの林檎ジュースだのみかんだの あんちゃの部屋に持っていって
嫌でもまず飲め うるさいと思うかもしれないけど心配なんだかんな 普通の人とはやっぱり違う身体なんだかんな 頭の手術したらほかの人以上にいろいろ気をつけなきゃいかんのだ だからちょっと我慢せいよ・・・と こうるさくつきまとった
なんだよもう・・・てな顔つきで しぶしぶ水飲む あんちゃ
嫌かもしれないけど 確認のために訊くが さっきどこで 飯食ったか 覚えてっか?
といったら 何でそんなこと訊く顔で「遊膳でしょ」と
ふう すまん でもも少し水を飲め・・・などいって ひとまず退散
その後 2,3分おきに 母も覗きに行ったり
わたくしも 話にいったり
大丈夫みたいだね・・・と 母と二人 茶の間で ほっとして 力抜けて 
母は くも膜下で倒れたその日の あんちゃのことを
わたくしはそれに加えて 術後 初外泊して うっかり風呂上りビールを あんちゃが呑んで 茶の間で よろりどん!と 倒れて このまま何かあったらわたくしは生きていけない!と パニックになりかかったときのことなど思い出した~など 
二人して ひゃんひゃん言いながら 号泣
それみて どう! と倒れた瞬間はみていなかったので いまいち切迫感無かった父も
やはり 安心したようで「とんだ締めくくりになるとこだったな」と ぼそりいって 笑う
あんちゃ一寝入りした後 行って 再び質問
さっきの困り顔と違って ちいとばかし つるりんと ご機嫌な感じになって
「ん?なにしてたんだっけ?え?遊膳で食事?覚えてないなあ・・・なんかもったいないね」など すっかり忘れて のほほんさんになっている
えっ?ここまで 忘れるなんてこと あったっけ?と 今度は別の心配ど~ん!と膨らむ
おいまてよ 今 メニュー描くから ちょっとずつ 思い出してみ
と お品書き描く
それみても 「ん~?」なんつって こののほほん王子め~!
茶の間に戻って母に話すと やはり れれれれ・・・と 心配顔に
やはり日ごろの食事をもっと考えなくちゃ・・・とか あんたがビール注ごうとすると あんちゃはどんどん呑んじゃうからだめなんだ・・・とか 
何かの 何かのせいにしようてな感じの話になる
そんな 心持はわかるけど いつものことだけど もちろんわたくしのせいでしょうひきうけましょう・・・でもね
最近の あんちゃは 以前より 普段も 1人で 寝酒飲んでるようだし
呑みたくなくなったら やめるし
そこ 過信してしまったわたくしも悪いんだけどね
ぐいぐい薦めたわけじゃないし 目の前にいて見てて そのまんまで
後から責めるのやめてね・・・と 思いつつ 言い訳して 責任転嫁するだけの言葉だなあ・・・と 一応ひっこめて
今はとにかくできること、やったほうがいいことをやって 様子見るときだべ なんて 話し落ちつける
結局 もうひと寝入りした あんちゃ
さっきまでの会話を うっすら忘れて 食事の記憶は蘇った様子
「ははは 相当 酔っ払ったんだねえ」だと
ぐうう 穏やかな顔してこんにゃろ
笑いながらの夕食になって ほんと~に よかったってば

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