旗日

思想とかとはほど遠いけれど これも 「思い」祭日 とか 祝日 といいますが
うちじゃ「はたび」なんて 言ったり
実際 旗立てたり・・・今どきあるのかってな まるで 国粋主義みたい
じいちゃんが そういうの大好きだったからなあ
じいちゃんなくなったあと ばあちゃんが受け継ぎ
今は 母が受け継いでいる
天皇陛下万歳部分は こそげおちて
「はたび」という 晴れがましさだけが ひらひらと はためく
戦争を経験して 辛いこともあったろうに
誇らしさだけを 胸にとどめられたのはなぜだろう?
ともすれば「天皇なんて・・・」と言ってしまいそうなわたくしに
「こっちには わからぬほどの たくさんの大変さ 辛さが おありだったのだ」と
目に涙を浮かべるようにしていた じいちゃん
なんだかわからないけど 一途に 向かう 思いの強さに たじろいで
共に「軍人せいしょう」を 庭で唱えた
かといって 右よりの活動をしている人たちを 讃えたわけでなく
かえって それを楯に 暴挙に出る人々を
「俺が 軍刀もって ぶったぎってやる」など 言っていたじいちゃん
旗をしまいながら じいちゃんの 思いの選び取り方に 思い巡らせる

コメント / トラックバック 2 件

  1. あしゅりん より:

    なんとなく国粋主義的なものへの嫌悪から、若い頃は天皇家に対してもいい感情をもってなかったですね。
    今でも、特に敬意を払っているわけでもないのですが。
    でも、八年前に薨去された高円宮殿下は、面識こそありませんでしたが、現代根付のコレクターであり、多くの根付作家を支えてくださった、根付界の恩人です。
    根付関係者から殿下の人となりを伺うほどに、そのお人柄と業績に敬意を覚えます。
    やはり、敬意は地位ではなく人に払うのであるなあ、などと思います。
    てんてこ舞いの日々も、なんとか一段落が着きました。
    ぼちぼち復帰しなければ。

    • bunbun より:

      展示したり 叫んだり?お疲れ様でした
      ・・・とはいえ またあちこちで 朗読したり 散歩したり 撮ったり 彫ったりなさるのでしょうが。
      洞主留守中?に 関わらず お部屋で ぐりろさんとふたり 遊ばせてもらっていた感じです。ありがとうございます
      今後とも おじゃまいたしますが・・・
      一人一人は いいのに 国という形、組織になると やっかい
      ひとつのもの・こと・ひとを まつりあげる 周辺のうねりも やっかい・・・て感じてしまいます

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