そこにあっても届かぬ音

投げかけてくれて ありがとう
でも ここまでは届かない量なのです
誰のせいでもなく
拾い上げられぬ わたくしのせい
確実に届けようと 何度も試みたり 届く力加減を変えてくださる人もいるけれど
なんてこと無い話だと
拾いに行こうとしているうちに
その音は 泡と消え
話の流れも既に 遠くへいってしまっていたり
いつしか いろいろなものの背中を 見送ることばかり 得意になってゆく
そして 片鱗から 勝手に想像して推し量ったりして 1人遊びも得意になってゆく

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