晴読雨耕?

先日 駆け足で読んだ 漫画『2Espresso』高浜寛 著(太田出版)読み直し
この方の デッサンの確かさとか 映像的で 綿密な物語の構成を試みている感じに
いつも うわああ・・・と 思う。
鶴の機織タイプのような気がしていたのだけど
何かの作品の後ろにあった しっぴつ後記みたいなところに
やはり 描いて 心身消耗する度合いが 深いらしいことを 読んだ。
今後とも 身体と心 大切に・・・と 思いつつ 優しい物語 堪能。
帯に これまた 好きな 穂村 弘さんの言葉があったりして
好きな人が 同じものを好きなのって 嬉しかったりする。
穂村さんので 先日読んだ『絶叫委員会』(筑摩書房)は
言葉を 扱っている人ならではの 市井の言葉の取り上げ方 とらえ方に
うっとりあはは!と いい気分にさせてもらった。
読み終えることばかり 目指さず
読んでいる瞬間瞬間が 気持ちいい本・・・いいわあ。
そういや 一昨日 手に入れたばかりの『ことばの食卓』武田百合子 文・野中ユリ 画(ちくま文庫)も うっとり・・・
なんでしょ この 読み心地のよさは。
「枇杷」という エッセイの中にあった 夫君(武田泰淳氏)のことば・・・「こういう味のものが、丁度いま食べたかったんだ。それが何だかわからなくて、うろうろと落ちつかなかった。枇杷だったんだなあ」
立ち読みで この箇所に触れて 
まずい!このままでは 泣くぞ・・・と 急いで本を閉じた。
こういう読み心地の本を 丁度いま読みたかったんだ それがなんだかわからなくてうろうろと落ちつかなかった これだったんだなあ・・・なんて うれしくて 頭の中で小躍り
ひとつひとつ 舌の上で転がして 味わうように読む 至福の時間

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