ああ そんな感じ

『ちよう、はたり』志村ふくみ著(ちくま文庫)のなかの一節
とあるかたの デッサンを見た 志村さんが その方へしたためられた手紙の文で
「絵画的な要素をとり去ってあとにのこったもの」
「形、純粋な感覚のとらえた形、或は純粋な内容だけを線と色であらわしたもの」
「一人の人間の中で直感と記憶のイメージが一体になったもの」
「染色的要素をとり去ってあとにのこったものをあくまで染色によって表現できたら」
「物とのかかわりを積んで積んで、その果てに無意識に近い状態になれたら」
・・・など あって
日頃 もやっと 思い浮べては うまく 言葉に当てはめられない 思いに ちょっと近いかも・・・と どきどきした。
うう でも も少し 自分の寸法に当てはまる言葉に・・・と 欲張って
本と 気持を しばし 閉じてみる。
とても 柔らかな文章なのに
奥行きみたいな 含みみたいなものを 感じて
ずんずん読み進められない 
もっと 人生経験積んだら ずんずんいけるのかなあ?

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