むづぉ~さん

今朝「もりむづぉ~さんの お宅ですか?」と 電話
えとえとあの・・・まあそうですが
「おられますか?」
おられる・・・て 誰がですか?
間抜けな受け答えをしてしまった
森睦郎・・・もりむつお とは 我が愛するじいちゃんの名前
もう20年以上前に 亡くなってしまった。
当主の名前を言ってから その家の人を呼び出す・・・てことも ままあるから
そういうことだろか?と 一瞬 思った。
ないいっとんぢゃ?といった感じで その 黒川郡の「なんにゃらさん」(聞き取ることできず)は 「むづぉ~さん おられますか?」と もう一度 おっしゃる。
いや、あの 祖父はもう 20年以上前に 亡くなりまして
・・・というと 「えっ! 亡くなられた!?」と絶句するように がしゃ と 電話を 切った。
兵隊の頃の部下の方や じいちゃんが立ち上げたとか言う 早稲田大学出身者 宮城県南の会「阿武隈稲門会」の方だと も少し かしこまった物言いを なさるので
じいちゃんと 同じくらいの年代か? とすると 90代かも。
その人の中で じいちゃんがずっと健在であったことで
ふいに あたりに じいちゃんが蘇った。
朝日に向かって敬礼
ラジオ体操の歌を 一緒に歌いながら 庭で体操
木刀素振り
軍人せいしょう・・・
弱りかかった 心持に 一番効くのは 
心身ともに 真っ直ぐで 健やかな人 じいちゃんの 生き様だった。
この人の 孫であることは 「私なんか・・・」と 
ぐじぐじ下向きになる わたくしの胸倉を掴んで 胸張ってよろし!と 上を向かせてくれる。
人は 死んでも 生き続けるのだな・・・ 
朝から ちょっと泣いてしまった 

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