今日の父　「午前中のリハビリで　１０メートルは歩いた」と　得意げ。
おお！一回立っただけで　はかはか言ってた人とは思えぬ。
昼ごはんは　粥のままではあるけれど、鶏肉・・・なんてな　歯ごたえのあるものも加わって　更に　力がつきそうだな。
全部平らげないのを　何か言いたげに　ちらちらみる母に　目配せ・・・今日のとこは　ほっといたほうがいいかもよ。
「昨日の夜　寛のこと　心配になって　いろいろ考えてしまった」なんて　ひとのことはいいから　自分の　治療に集中しなはれ。
昨日母が　おにぎりの途中で　キャラメル食い始めた話を　呆れ顔で少し笑ったりして
ご機嫌殿・・・が、
退院してから　風呂やトイレが心配だから改装するにあたってどうしたらいいか・・・など言い始め
それちょっと　早くないか？
にゃんこ先生に　言ったら「それより前に　足立てるようにしっかりリハビリして治しましょう」て言われたって・・・当たり前ぢゃ！
母に「もう一回ちゃんと　先生に訊いてこい」なんていうもんで
母も「それは早いでしょ、退院も決まってないのに」うんにゃらかんにゃらいったらば
ぷち！父「お前は何にもわかってない、もういいっ！」すねすね。
ああもう・・・。
少し落ち着いて、罰悪そうな顔して「おにぎりとキャラメルでも食って来い」など・・・ぷっ。
目の前の　段差も越えられない人が　富士山かエベレスト登山　考えるみたいなもんか。
他にすることないし　実際の自分のリハビリ＆快復状態から目を　逸らしてないか？
小一時間ほど　病院食堂＆売店にて　食事して　病室戻り　しばしマッサージ。
どうも父の中では　わしらが用事ない場合　１４時まではいてもらいたい様子。
ちら、と　時計見て　しばらく目をつむってから　ＯＫサイン。
帰り道「頭の中　元気でしっかりしてるから　いいよね～」と母と笑う。
弱気が　立ち入らぬほど　快復してきたら
きっと　も少し　腹立つような　お殿様になっていくかもしれんけど
ま、そんときゃ　そんときで　このやろおおお　元気で何よりぢゃぁ～！と　喜んで　受けて立ちましょや。