25日ぶりのお座り

一般病棟に移って 二日目 ちち
今朝 初めての 口から 食物摂取試みしたらしい。
おお!と言ったら 掠れる声とジェスチャーで 重湯を三口いった・・・と。
やったね。
程なくして 看護師さん「今日は 身体を起こして 車椅子に乗ってみましょうね」と やってきた。
よいしょこらしょどっこいしょ~てな感じで 移動
自分で立つのは 今んとこできないんで やっていただいたとはいえ
何とか 少しは自分で支えようと 頑張って
それだけで もう はかはか ぜいぜい。
でも 廊下で 何人かの 看護師さんから「わ~!森さんすご~ぃ!やったあ」なんて 言っていただいて 満足そうな表情に。
一般病棟に移ったときも 涙ぐんで 迎えてくれたんだ・・・と たどたどと 言ったっけ。
談話コーナーに ちょいといて、あとは 起き上がった姿勢で 昼食 食べてみましょうね
・・・てことでしたが、ちょちょちょいとしたら ちち 無声音にて「つ か れ た」・・・と
空気漏れ状態。
も少し頑張れって・・・と励ましつつ 細くなった手をさする。
う”う”う”・・・てなかんじになって 再び 部屋に戻りたいジェスチャー。
いうこときいてやりたいのは山々ぢゃが 今の欲求を満たすことが 必ずしもいいことにつながるわけぢゃない、遊びに来てるわけじゃなくて 治療してんだかんね
眉間に皺寄せたまま 父の口が「わかってる」と 動く。
わかりきってることだけど 敢えて言うんだよ 悪りぃね。
ははが お伺いたてに ナースステーションへ 小走り
「やっぱりも少し頑張ってって」・・・眉間に皺。
疲れた・戻る・ゴーホ-ム・・・ふざけて からかってるんだか ひとしきり押し問答してから やっとこ 昼時間
澄し汁・重湯・スキムミルク(父談)・番茶(ほうじ茶)
自分で スプーンくらい持てるはずなのだが
母が 持っちゃったため お任せ殿に。
一口二口・・・口元がはっきり動く「ま・ず・い」
澄し汁は「出汁だ」とか さんざ ぶーたれましたが、初めての 起き上がり後にしては頑張りましたね。
ほんの一口二口・・・とはいえ もうここまで頑張ったんだから・・・と 部屋戻りお許しでて 再びベッドへ。
やはり 息が苦しくなる・・・とのことだったけど
格段の進歩に 目を見張る。
ゆっくりでいいから しっかり 戻ろうね。
「みんなが よろこんでくれた ささえてくれたから (看護師さんに)お礼言って」なんてこといってた。
何よりの 誕生プレゼントもらったって気分さな。

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