命を繋ぐ管たち

まだ うまく繋げられないから
腸や 肺や 心臓や 血管のためのものやら
あれこれ 管という管が装着されていた父。
最新コンピューターみたいなものに 繋がって 色とりどりの画面に 呼気・吸気・リーク・・・やらなんにゃらかんにゃらの %が表示されていた。
一週間は 苦痛を感じないように 麻酔を効かせておく・・・ということではあったけど
全く意識がないというのでもなく
吸引をしている時 苦しそうに眉間にしわ寄せて 指が ぎぎぎ・・・と 握るように力入る。
指を握って「ちち、おつかれ~さん!も少し がんばり~!」・・・というと 緩く 首を うなうなうな・・・て 感じに ゆすって 手の力が ゆっくり抜けていった。
ときどき ぱふ と目を開けて
定まらぬ焦点を うら・・・と 泳がせる。
看護師さんの 問いかけの何かに 首を横に振ったりしてた。
もう少し、いろんな傷がふさがって
通るべきところが通って
自分の力で 息を吸えるように
それまで 管たち・・・代わりにいろいろ お願いしますね。

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