まつとしきかば

ねむりうしいまかえりこむ
何とか言う人の 歌の 下の句を書いた紙を
帰ってこない 猫の ご飯茶碗を伏せた下においておくと
帰ってくるというはなし。
こことこ 縄張り争い激しくなってきたのか よく 血を流してたり
なかなか帰ってこない 牛太郎。
こんな寒い日に どこほっつき歩いてんだか
と 心配して つい この歌を 思い出す。
木枯らし吹く日も 外の発泡スチロールの箱で眠っていた 二年前の冬
一歳にもならない ちびの頃の 子牛太郎
吹雪の夜に おそるおそる わたくしのへやの ぴち出入口に たどり着いたのだったな。
寒いのへっちゃらでも こんな夜は 中で眠って欲しいなぁ。
泥足でもいいから 帰ってきなはれ~。

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