ストーブの上に パン

ホイルに乗っけて ゆっくり温まっている間に
冷蔵庫から クリームチーズを出したり 飲み物の準備(珈琲とかぢゃ無く 味噌汁なんだが)
急いでいない パン食べたい朝は 動きも スローモーションだ。
トースターで焼くより ストーブで焼く のろり加減が好きだ。
内海様特製「林檎溜まり」使用の 佃煮ふりかけが クリームチーズ塗ったパンにも合う!(家族は 懐疑のまなざし)
カワイ講師も やってた頃、昼にまたがった仕事もあったので
始めのうちは それまで あまり食べたこと無い
コンビニエンスストアの弁当を かって食べよう!と 楽しみにしていた。
端っこから順番に楽しもう・・・だったのだけど、一段目の真ん中いくかいかないかくらいで 
もういいや・・・て気持になった。
なんだかね、味のトーンが似たり寄ったりなのだな。
味の濃いのが あまり好きじゃないってのもあるけど
もう 見ただけで 味が口の中に 再現できるくらい。
いやいや思い過ごしかも、と も少し頑張って 挑戦してみた
・・・けど 舌も心も「ほらやっぱりね もうヤダ!」て。
今はもっと 工夫されているんでしょうけど・・・十七、八年前の話。
それからは 自分で 作った弁当を持っていった。
冬、槻木教室は うちと同じ石油ストーブなので、おぎにりやパン&チーズを
ストーブの上で焼いたりして ちょっとしたピクニック気分♪
お子たち来る前に 換気万全 匂い残さず。
が、ある日 早帰りのお子たちが 教室の電気がついているのに気付いて
がらりっ!と 戸を開けて「せんせ~もうきてたんだ~」と にこにこ入ってきた。
ふと ストーブの上に 視線を走らせ ん?といった表情にて 黙る。
どしたの?と 問いかけにも答えず 顔を見合わせて 出て行ってしまった。
いつもなら 自分の時間じゃなくても レッスン室に入り浸って お喋りしたり 宿題やっていくのに、なんだろね・・・と 思いつつ こんがりパンと カリカリチーズで 満足ランチ。
食後 換気&掃除をしているところへ さっきの お子たち 小走って戻ってきた
「せんせ お腹すいてるでしょ、これ食べな」と りんごみかんようかんジャムサンド飴・・・小さな手たちから つぎつぎ 差し出される たべもの。
そう、この お子たちは わたくしが ちびた鉛筆をサックに入れて ちまちま使っているのを見て 不憫に思い クラス中から 要らなくなった鉛筆を集めて 箱いっぱいにして持ってきた 優しき お子たちなのであった。
私が「色々困っている人」と思っているふしも。
お腹いっぱいだけど ことわる事などできようか・・・涙にじんだ。
「よかったね、そんなにおなかすいてたんだ」
なんかもう 胃も心もいっぱいでした。
そんなことを思い出してしまう 冬のストーブパン 

コメントをどうぞ