
かつて ちちははの部屋だった 中二階の すっかり ごしゃめしゃ物置きになっているところの 読んだ文庫本を入れていた段ボール箱に
読んでいない本も 混ざって入ってたのを 発見した その中の一冊
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「コロナ禍」と 言われ始めた頃
#7daysbookcoverchallenge は
不要不急の外出 自粛など
鬱屈 混乱の中で
お家滞在時間を 楽しもう
読書文化復活させよう
…という流れ
どなたが 始めたものか わたくし存じ上げませんが
もともとは 誰かから バトンタッチされて バトンタッチしてゆく タグ付けしたりする 7日間…という やり方でした
本の表紙のみ紹介だったのは
著作権の問題かな?
いろいろ 制約あったのだけど
己の読書記録のために
制約取っ払い
#7daysbookcoverchallengeSpinoff と 題して 続けて
7年目もやります
7daysbookcoverchallengeSpinoff2026
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その16
新版『富士日記(上)』武田百合子(中公文庫)
なんで買ったのか 忘れたけれど
日記という体裁のものに 興味を示した頃合いだったかな?
連れ合いの 作家である 武田泰淳さんと 百合子さんと 娘の 花さんと 三人 代わりばんこ…とはいえ ほぼ 百合子さんが 書いたもの
百合子さんの書く 泰淳さんは かなり 我道ゆく かわりもののようなのに
泰淳さんが 書き記した部分は
作家の 体裁を気にするような
ちょっとよそゆきの 書きかた
だからこそ 百合子さんの「天衣無縫」ぽさが 際立つのかもしれない
その日に買ったものの 値段が羅列されていても
人んち 覗いたみたいで
何してんだ 何読んでんだ てな 気持ちになりがちだけど
雑雑とした中に 時折立ち現れる 秀逸な 喩え
「山の雪道の運転は、体の中の細胞がぱあっとひらいてしまって、シャワーを浴びているように、楽しい。」とか
人とのやりとりで 自分の至らなさも含めて 複雑な思いになったような有様を「墨を呑んだような気持ちになる」とか
「クソババア」と 言ってきた男の子に「クソは誰でもすらあ」と言い返して 泰淳さんに 叱られたり
どんどん 親しみを感じてしまう
「男に向かってバカとは何だ」と 震えて言うほどに ごりごりの時代物な 泰淳さんなのに
仲良く 連れ添った 百合子さん
わたくしが 生まれた頃の時代 てことは
今よりも だいぶ 風当たりなど 強かったのではないかなぁ
(中)と (下)も ある
急いですぐ次を読みたくなるようなものでもないけれど
そのうちまた 心と時間に余裕がある時
ちょいと お顔を見に行きますね てなかんじ