なんにもならない

自分の顔より 大きいのでは!?なる 鵯(ひよどり)を咥えて みみげながながちゃん(避妊済 3歳)が 帰ってきた

まだ ものすごくお元気で

あっちへ飛び こっちへ飛び

羽根 わっふぁわっふぁ と 抜け散り舞う 台所

隙をついて わたくしが かっさらい

外へ逃したものの

外におった さばちょび(去勢済 4歳)が すかさず 駆け寄り 捕獲して 

そこへ みみげながながちゃんが また 駆けつけて わっちゃわちゃ

もう 手におえないかな と 屋内に戻った

…しばらくしたら 2匹から 鵯を ぶんどったか

醤油(去勢済 3歳)が 鵯を 咥えて やってきた

まだ 息がある

飛べなくなってる

でも 逃げようとしている

一旦 救い出そうかと 手を出しかけて

取られまいとする 醤油に 

…わかったよ もう 余計な手出ししないよ ちゃんと 食べて差し上げてよ と 手を引っ込めた

きー!と 聴こえるのは 鵯の 声

かなしいとかくるしいとか 感情をそこに 重ねると また わなわなしてしまうので

すまぬ…と 

言ったからとて なに?なる言葉を 言って 少し 己の身を離す

すべてのいのちたちとにこにこいきあえたらいい と 思って生きていても

そうはいかないことがあって

でも それを しょうがないよね と すとん と 割り切れているわけでもなくて

関わり方や 線引きが いつもうまくいかなくて

めそめそしてしまう

そんなこんなあっても いつしか しれっと 流して いつもの日常へと 戻ってしまう 薄情さも ある

手を出したからとて なんなのだ?

こんな 些末な 己の感情を 表明して 何かになるのか?

そんな思いが 浮かび 沈み

なにかになるとかなんないとかでいきてるわけでもねぇぢゃん と また 思い直し

あらかた 醤油の 腹におさまった後の 羽根を 掃き集め

ゴミ箱ではなく せめて 土へ と 庭に出た

なんにもならない感 てんこ盛りの 昼下がり

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