きっと みんなの中に いきていく

通夜

どこかの山間の 民謡みたいな 御経を 聴きながら

この抑揚はわかるけど 何を言っておられるのだ?

いやそれよか ぽん と 前触れもなく 逝っちまうなんて なんなんだよ ぶっつぁんよ!?と

だんだん 目つきが 険しくなってゆく感じ

また「まあまあ あやちゃん ここは 穏便に…」なんて 言ってそうだ

遺影のやさしい笑顔っつったらよ…泣かずにいらりょか…

具合悪くても「今休んでる場合じゃない 憲法変えられっつまったら 戦争できる世の中になっつまうんだ」と

憲法9条の 重要 必要を 考える集会やらも

出席なさってたと

ぶっつぁんらしいや

30数年前 ぶっつぁん と知り合った後

その 息子くんが 一時期 うちに ピアノ習いに…と 称して 遊びに来てくれてたんだ

しばらくして 運動とかなんか やりたいことがあるから て やめてしまったのだけど

それから程なくして

「おらいのむすこ ネックレスなんかするよんなって『命かけて守りたい人がいる』なんて言い始まってんだどわ…」と 

困惑したような はにかんだような表情で ぼそっと 教えてくれたっけな

幼くて 元気有り余るほどで うちの ピアノの部屋の ソファーの上 びょんびょこ 飛んだりはねたり

民族楽器の方に興味惹かれて 片っ端から 鳴らしてた…なんてな姿しか知らないから

そんな事言うようになったのすかあぁ!?て

感動的だったっけな

その息子くんとも 再会できた

めんこいちゃんむすめとも ハイタッチできた

ずっと支え続けてた 角田の 第九を歌う会やら 映画上映会やら 九条を守る会やら

いろんなつながりの人達が 

みんな ぶっつぁんを 惜しんでいた

その存在

容易く浮かぶ その声

その思い

きっとずっと みんなの中で いきてゆくね

蒔き続けた種たち

芽吹かせ 実らせねばな

みててくれろ

夕焼けが 染みる…

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