7daysbookcoverchallengeSpinoff「2024」その47

晴耕雨読…ならぬ 晴耕雪読

名残雪の今日

挫いた足も 安静にしたかったとか 洗濯さぼりたかったとか…ごにょごにょ 言い訳しつつ読書

コロナ禍 騒がれ始めた2020年はじめ頃

お家滞在時間を たのしく♪とか

読書文化復活を!とか

#7daysbookcoverchallenge という流れが始まって

7日間

本の表紙のみ紹介だとか

誰かに 繋いでタグ付けするとか 

いろいろ 制約あったのだけど

やはり 読んだ気持ち 言いたくて

制約取っ払い

そこから 勝手に 派生させた

#7daysbookcoverchallengeSpinoff

飽きずに やっとります

2024年 その47

『狙われた羊』中村敦夫(講談社文庫)

30年前に 出版された作品

一昨年 緊急文庫化されたのですと

きっかけは 安倍元首相が 撃たれた 例の事件

よろしからぬ新興宗教団体であることは 明白なのに 政治活動のまもりや 資金源にもなることから 癒着しておった せかいきりすときょうとういつしんれいきょうかい(由緒正しい キリスト教の人々からは 本当のキリスト教ではない と 常々 注意喚起されていた)絡みのやつがあったから…

これを30年前に 出されたとは!

カルトについては 注目している人は あったものの

オウム真理教事件が起きて のち より 一般にも認知されたのではなかったかな

オウム真理教の 数々の 悪行より前だよ

中村敦夫さんが こちらを 書かれるきっかけは

かの 団体の集団結婚について テレビでコメントしたことから 団体から訴えられた…とか そんなあたりからだそうだ

それから 文献やら関係者にあたって 書き記されたという この 筆力たるや!

サスペンス小説のようでもあり

なんとなく この空気感に 覚えがあって 

まるで かつての 思い出ビデオでも 見せられているような気持ちにもなった

わたくし 学生時代…40年程前は カルトが 盛んに活動をしておった時期

たまたま 素敵♪と 思い始めた 筑紫哲也さんが 編集長を努めていたのだったか?の 朝日ジャーナルが 好きで

カルトについて 聞きかじり読みかじりし始めてた頃

路上アンケートにも よく呼び止められていた

同級生が まんまと ビデオ見せられっこに 誘われた

東北学院大学の 浅見定雄さんの 著作や

かの団体関係の文献なども 入手して 

なんとか 友人を思いとどまらせようと あれこれ 説得を試みた

暖簾に腕押し的

…しかし あっけなく スリーデイズ(洗脳合宿)に 参加する寸前で「やめる」と言い出した

あんなに 人の話など関係ない!な態度が急変した理由を聞いたら

好き♪と 思う先輩から「それやめときなよ」と 一言言われ

デートすることになったから…とか

膝カックン!気分でありましたが

地方から 出てきて ちょっと心細くて…のところにつけこまれていたわけで

その 心細さに 新興宗教団体の あれこれが 注ぎ込まれる前に

好き♪の はっぴ〜気分が やってきてくれたのだな

ほっ

中村敦夫さんの ひとり語り朗読劇『線量計が鳴る』…は わたくしの 手前勝手な「ただいま」の場所の一つ 那須町 豊穣庵で 目撃できたのだけれど

日本ペンクラブ繋がりで オープニングに 助さん(ドリアン助川さん)が 語ることになっており

その際の 照明スイッチを 操作する係を仰せつかり 

たったひとつ パチン と やりゃ良いものを

確か タイミングよりか 早めに 切っちまったのだった

ほぼ皆さん気づいてなかったようだけど

しばらく くよくよしてました わたくし

しかし 中村敦夫さんは おおらかに やさしくて

幸運にも 前乗り 宴の席で 次なる作品の野望も うかがったりできて(政治的な寓話)

「君みたいな パフォーマンスしてるって人に 読んでもらいたいねぇ」と 言ってくださったこと

呑んでみなさん いい勢いだった てこともあるものの

助さんから「ここまで言ってもらったんだから やる気あるなら ちゃんと 自分から コンタクトとるがいい」とまで 言ってもらって

…しかし 事務所の住所調べたのち 何もせず 数年経っちまいました

ぐうたら…

まぁ でも 役者 中村敦夫さんという 印象よりも

社会派作家 中村敦夫さん という 印象が色濃くなってゆく

他の著作も 読みたくなってしまうではないかっ!と

拳を握る 雪の午後

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