今にも起き出すようで

家族葬にするとのことで

その前に「会わせたい」気持ちもあるので と 言ってもらったので

送迎がてら

わたくしも 安置室に 入った

とても きれいにしてもらったね

遺影も自分で 準備していたのだね

すごいね

姿はあるけど

そこにはいなくて

ではどこに?と 虚空をみてもいなくて

でも 声は聴こえる よみがえる

それぞれの中にいてくれることを 改めて思う

久しぶりに出した 黒いコートの 猫の毛が 取り切れぬまんまで 行っちゃって ごめんよ

つい 何かで埋めようと 喋るものの

今は そっとしておいてほしい…というので

黙り込む

それぞれが それぞれの中で その存在と向かい合う

静かな 行き帰り

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