うけとる

「鎮静に入る」ということばを受け取る

そうか と 言うしかない

外堀の そのまた ちょっと離れたあたりで

その 誰もが驚く意思の強さを 仰ぎ見るようにして

見守る人たちの 背中を支えるよ

…いや 支えにまでは ならないかもしれないけれど

痛くて苦しくなくなるのは よかったね て ちょみっとだけは

思う

でも…とか 言う筋合いじゃないよね

でもでも やり場のない悔しさみたいなものは

ぬろぬろ と 胸の奥底で 

出口がないまま…

無力なものだね

ずっとそうだったのだけど

改めて 思い知りつつ

思い出す

思い出を 撫でる

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