八角様 その後

出刃包丁 

錆らかしててごめんなさい!言いながら 研いで

いざ 八角様と 向き合う

蝶々みたいな鰭

海の底で泳いでいた頃 さぞかし美しかったろうな

底生魚らしいので

口が閉じる形でなく

上顎が長くて 下顎は 短い

底に向かって 開きっぱなしで

口の周りの 触覚みたいなヒゲみたいなの 大いに利用して 食事してたのかな

鎧のような コケラを 何度も 刺してしまい

薄い ゴム手袋 ぼろっぼろになり

指から 血〜

3枚どころか 10枚くらいになっちまいましたが

なんとか 解体

二重眼鏡にして しっかり 目視しつつ(アニサキスさまおられるかも)

まずは 刺し身で

…うっわ 歯ごたえありながらの 魚の脂身 うまっ!

ちょっと やるじゃないっ!!

血塗れになった 甲斐ありだわ

皮や鰭も からりと揚げて 食べられるそうなのだが

ものすごく あぶらみ〜なので

皮から きっちり身を こそげておかないと うまく揚がらないだろな

んで 頭蓋は さっと茹でてみた

柔らかな 軟骨ばかりのようで

耳石 見つからんタイプかな?と 思いきや

二匹のうちから 一組だけ 見つけられた

50センチメートル超えるか!?の 体長なのに 

5ミリあるかないかくらいの ちっさいの

あまりあちこち移動しない生活だからかな?

どんな水底でしたか?

…なんて 応えのない 問いを 投げかけつつ

いただきましたる

いやはや 堪能

有り難し

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