津波の供養の 木札が立つ 砂浜に
打ち上げられた 竹 一片
波と砂で
まるで なにかを祈り したためたようでもあり
木札の 程近くへ
たててみる
立ち枯れた 松の中に
幾本かの 茂る松もあり
多く 人に知られずとも
そちこちの 「奇跡」は 繋ぎ続けているのだ と 改めて思う
済んだことではなく
あの日 始まったことを
繋いでゆこうとおもう
なんの区切りでもない日に
仕切り直す 心持ち
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