あのときは…

そういえば ちょっと前にも 新幹線に 乗ったんだった

あのときは 雨だった

窓に むりむりむり と 絶え間なく 盛り上がり 流れゆく 水滴を

外なのか 自分の目からなのか と

受けとりたくないけれど 受け入れねばならない事実へと向かって 移動していたのだった

今日は 晴れているよ

へたれな わたくしを 笑ってね

あの 最後にことばを交わして 言えなかったこと…みててね 

そんなこと思って 

また すこぅしだけ 泣く

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