一房一房

最近 蜜柑は 

外皮 ざ と 剥いたら

ばく ばく と 一口か 二口くらいで

食うてしまっておりました

先日 あんちゃに

「君…いくらなんでも それは どうなのかな」と 苦笑いされ

あぁ と 立ち止まる 心持ち

そうだね

なんだか やすやすと 手にはいるようになって

すこぅし 蔑ろな 接し方

蜜柑に対しても 失礼な食べ方かもしれないね

昔は 一房一房 大事に食べてた

白い筋 丁寧にとってみたり

薄皮も剥いてみたりして

時々 うんと ちみっちゃいのがはいってると

得した気分になって

いつまでも べろべろなめたりしてて

ひゃっこい蜜柑が 体温くらいになるのも なんだか 楽しかったんだよな

てことで 翌日 

こんだぁ 丁寧すぎるくらいに 白い筋まで 取り去って

ひとつひとつ つまんでおりましたれば

「なんだ 具合でも 悪いんか?食いだぐねぇなら 無理して 食うな」ですと

人から注目 浴びることなく

何気なく 蜜柑を 食べたいものです

…なんて おもぅたりするから

何気なくなくなっちゃうと 言えなくもないかもしれないかどうかはなんだかよくわからん

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