新たな扉が 細目に…

収穫祭での 感謝の 祝詞とかの 代わりの なんにゃらか

とにかく 作品をやるとかなんとかと違う部分の

今まで得た 経験とか からだとか 思いとかを 

その場所で 澄ませるように 放り出して

見ようと思った

だって 考えたって 妙な 力みが 生じるばかりなんだもん

朝から 豊穣庵 あちこち うろうろ て して

土やら葉っぱやら木々やら風やら光やら匂いやら…の 中に 晒していたら

この間の アート&クラフトフェアで いただいた 麻の 緑の あったっけな とか

寝巻きで 持ってきた 赤い 提灯ずぼん穿くかな とか

なんとなく 身支度への 思いが 整って

澄んだ水 持って たんぼに行って

あぁ んでも ある程度の 様になるような なにかあったらいいのにね と

今さら何を思う…てな 心許なさで

ふうぅ…て 息吐きながら しゃがんだら

落穂が 目に留まった

迷わず拾って 髪に 挿した

息吸って 立ち上がるとき

ちゃんとした 祝詞を知らなくても 土の感触を 水を 光を 風を 芽吹きの力を 添えられる手で届けられる恵みを 知っているじゃない?と 

足の裏から むずむずと 吸い上がってくるような思いがあった

んだな そんな思いに任せてみるか と

もう あとは 人に見せる 整えるのとこまでいったかどうかもわからない

その場所との 

いただいてきた 稔りへの 感謝に 向かった

人っこ一人いない 山や 神社の辺りで やったことのあるものよりは

伝えよう…という 開きは あったとしても

見苦しい点 多々ありありだったろうな

仕舞い…てな 気持ちに 降りたとき

口をついて出た

吸い上がってきた 思いのこと

動きへの足りなさの 言い訳になってしまっていたのかもしれない

託してくださったことに 応え切れなかっただろうに

「来年もよろしくね」なんて

あわわわわ

ちょ と おそれおおくて 震えながら

でも なんかの 扉みたいなのが 細目に 開いたような

もわん とした 感覚

なんとも 得難い体験までもさせていただいたようでありました

すみません とか

ありがとうございます とか

ないまぜ

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