定家葛(ていかかずら)さん

道を歩いていたら

街路樹の 躑躅から

なにやら 気を引こうとする動き?

見れば

蜘蛛の巣に かかる 種であった

風に乗るための ふさふさが

蜘蛛の糸に とらえられて

ゆく風に 手をのばし 

その身を また 飛ばせようとでもしていたのか

もしくは 気を引かれた わたくしに 

そこからまた 連れ出してくれ との

計算ずくの 手管でもあるのか

その ふさふさは…

まんまと 乗せられてみた

定家蔓(ていかかずら)の 種だろうか

やるね

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