カスタマイーズ母

金曜に 顔見たっきり

母の病院に行けずにおりましたんで

夕方の仙台ピアノ仕事に行く前に

取り急ぎ 寄った

んも~ 待ってたんだよぉ と言われ

胸が痛む

すまぬ

借り物の 装具を 左足につけて

カスタマイーズ母

歩く訓練中

足に合った マイ装具を 作るかどうか

家族の判断を託されていて

ちゃんと歩ける見込みがなさそうならば

最低限支えるだけのもので

あまり 高いものでなくてもよい

高いものを 誂えても

それを活かしきるほど 回復しないと 勿体ない…と言うのは

なんとなく今の母の状態から あまり 変化は望めない…というような ニュアンスも なきにしもあらずな感じ

まぁ ベテラン専門家さんたちとしては

そう感じることもありましょう

でも…確かにお値段は違うだろうけど

金額的なことの安全策をとるよりも

母の回復の可能性を 諦める気持ちで 臨むようなことは

嫌だな…なんて 思ったりするわけで

邪魔にならないのであれば

回復した折りに

最高の 助太刀力を 発揮してくれる

最高級のものにしようではないか

そこまで たどり着くことを 諦めないでいようではないか

これは 母のためではなく わしら家族の 心持ちのためなのか!?

でも 信じていこう…母は やれるもんね♪ていったら

にやり と笑って 右手で ぎぅと わたくしの手をつかんだ

ピースまでしてくれた写真…携帯の不具合で 消えてしまったのだけど

写真撮らないで…ではなく

いつもの 若者かよっ!?てなピースサインだったんだよ

今度また とっちゃるから 待っててよぅ

「『会いたい人の お見舞いに 今日一日は 幸せな日となる』今日の散文は 以上」なんて言われて

鼻の奥が つぅんとなった

仕事行くからまたね またすぐくるね

「うんうん 気を付けて」ひろひろと右手を振る母

そんな 当たり前のような会話に戻れた 奇跡を あらためておしいただく

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