無理に眠らなくても 

昨夜 眠りについた後

真夜中ちょい過ぎに ふと 目覚めてしまい

眠りのしっぽを 掴みそこねて

しばし 暗闇で 仰向いたまま

手を伸ばした先に もう ベッドはない…なんて

また 欠落を 見つめようとしてしまう

いや いいんだ 欠落を見つめても

それは 事実なのだから

そんなことを ふわふわと 浮かべて 

しばし 己も 漂うような気持ち

時間確かめるに 手近にあった 携帯電話を 見たら

その 明かりに 気づいたか

うすだーぷらこ(避妊済 3歳)が のすのすのす と 胸の上に あがってきて

起きてるなら 掻くべきだ と

濡れた鼻を ずりずりずり と 携帯をもつ 手に 擦りつけてきた

重くて

でも 温かくて

浮遊感が ゆるゆらり と ゆっくり ぢびたに つくようなかんじ

無理に眠らなくてもいいかな と 思ったのだけど

いつの間にか 眠りにつけていた

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