ぱぽ♪と
なんやら 朗らかな音
ひかりといっしょに
やまぼうしの実が
降り 奏でた音
ちょっぴり おみやげにもらった
ほんのり甘い実
舐めると
うれしかった たのしかった あのひとときが
ぱぽ♪ て 降ってくる
いつも 迷子みたいな わたくしですが
「迷子になってたのかとおもった」なんていわれても
ここでは 迷子じゃない気分だったよ
ずっといたかっただけなんだよ
ゆっくりたっぷり 吸ったり吐いたりして
わたくしと わたくしだったものとが
森のなかに 混ざりあって
どっちが 中なのか 外なのか
わからなくなったりもしながら
わからなくてもいいや なんてなことも 思いながら
佇んだりもして…