突飛な朝

頭頂筋やら(そんな名前の筋肉はないが)

心筋が

まるで 拳を握るように

きゅう と 縮こまっているような 感覚が抜けなくて

懸念事項が 解決するまでに

ともすれば その先端から

緑の 苦い汁でもにじんできそうで

己が 芋虫になっていくような 気分

短く浅い眠りの 目覚めがそんなこんなだったもんで

フランツ・カフカくんも

ある朝こんな胸のうちの 気詰まりから 『変身』の 着想など得たのだろうか…などと

勝手に 追体験したような 気分にさえなり

苦々しいけど 文学的な朝でもありました…なんだそりゃ!?

でも その後

生身の みどりこさんをまえにしてたら

すまぬ こんな輝かしい 命なのに

イモムシの 緑の汁…「虫けらイメージ」に 結びつけて悦に入って…と

反省の気分も しみだしてきて

技巧的陶酔やら

憂慮にからめとられてしおれてばかりおらんと

ひたすら とにかく生きよう…と思ったりしたのでした

なんだかもぉ

突飛すぎて とっぴんぱらりの ぷう だわ

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