咲きますとも

密林畑の 一角に
のびのび南部一郎南瓜くんにも
ざわざわ青紫蘇にも めげることなく
ぐっと気を込めたような
濃い 黄色を 咲かせる 小豆
そうだそうだ
なにがあっても
他がどうであろうとも
己の花を咲かせるわけだよ
とても当たり前のことで
でもそんなことに いちいち 感慨深く うむうむしているじぶんが
如何に なにかあるごとに 惑い
他を見て 揺れているかっちうことだ
ま 惑い 揺れたとて
己の色しか 咲かせられぬわけだが
ふぅ…
咲きますとも

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