香ばしい風

夏草の 勢いの 空気のなかに

すぅ と 透明で 香ばしい 一筋

流れを 遡り 辿ると

そこには 稲

穂波 うねり 

実りゆく 時の歌を 

風に 乗せていた

こうして 季節の移ろいを 知る よろこび

深く 吸い込む

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