『雨の来る前』

夏の雨
入道雲が もくもくのところに
みるみる 薄墨色の 煙のような雲が 目隠しをして
雷鳴の後
久しぶりの大粒の雨
ふと 学生時代に聴いた
多田武彦氏作曲の 男性合唱の中の
伊藤整氏 作詩『雨の来る前』 を 思い出す

ざあっと やって来いよ 夏の雨

…というやつ
改めて 言葉を 見てみると
なんとも そのままの ここいらにあることばで
とても 特別なことでなく
それでいてうたいつがれていることに
あぁ と 頷く
そして 音の力にも助けられているのだね
また 読み直してみようと思うきっかけは
いつも言葉以外のところにあるなぁ

コメントをどうぞ