雷 梅仕舞い

朝 未だ 5時にならぬ頃

ごごごん!と 雷

もしや 俄か雨でも くるかな 

ならば 濡縁の 梅干し おっこまねばなるまいな と

のろりと 起き出して まもなく  

て て てち てち てててててててて!と

どこにどう置くかなど 考えるまもなく 

笊 瓷 あれこれ

とにかく 次々と おっこんだ

昨年 漬けて 干さぬままだったもんで

こうなったら ずっと 干しとくか くらいの気持ちで おりましたが

これをきっかけに もう 仕舞いにすることにした

容れ物の関係で

白梅干しも 赤紫蘇梅干しも 美しく分けて…など 気を配ってる暇もなく

いっしょくた

…どうなんでしょう この雑さ…

梅のつけ汁の 塩塩結晶を 取り分けて

白汁 赤汁 まとめて かけてみる

この塩っぷりでは 何百年も 保存できそうだな

そして 取り分けた結晶

こちらは 白と 赤と 分けておく

塩屋かよ!?な 風情

今後の料理に 活躍してもらおう

洗った笊を 干すとこなくて

父の寝る部屋の 机のとこに 「がさもぐ(ごしゃがしゃと 雑な有様)」と 置いた

父 退院できるその日までには 乾くであろうか

ちゃんと 片付けるから ちゃんと帰ってこいよ〜♪なんて

願う気持ちも 込めて…

暮らしの中で 父の 経管栄養や うんこさんお出まし確認しなくちゃ!と 腰を上げたのち

あぁ 今まだ 入院中だから やらなくていいんだ と 座り直す

ものを届ける用事以外 面会ご遠慮ください…を 生真面目に 守ってみている

今 父のために 何もしてやれていない

そんなあたり 胸の内が もやもやすっきりしない状態

しかし 何かすれば 己の 気は紛れるだけで 父にとって なんの足しにもならないわけで

結局 自分の 気持ちの収まりのためばかりじゃねぇかよおい と 改めて 己ツッコミして

何かせねばならぬ 何かが足しになる その時まで

動ける心と身体を 健やかに 調えとけ と 思う

そんなこと ゆらり と 思い巡らせていたら

茹で卵が ハードボイルド過ぎになっちまった

卵サラダにするには よいかもな

そんなこんな 雑雑と 日々をゆく

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