夕方あそび

保育仕事の 夕方遊び

もうそろそろ お迎えかな…てなあたりで

「お絵描きしたいひとはどうぞ」という 流れになるのが 常

さほど お絵描きに 熱情を持ってなさそうな お子たちも

つられるようにして

取り敢えず「かきかきする~♪」なんていって

テーブルに集まる

描き慣れている お子は ちょいちょいちょい と 何かしら やるけれど

つられただけの お子は

クレヨン 叩きつけてみたり

描く…というよりも

手の感覚の方が 愉快なのだろう

折れちゃってるけど

それはそれで ひとつの始まりで よい

むやみに とめるな…とも思う

そこから 別の やり方に 誘えればよいのだ

描くことの 可能性

よろこびの扉

もすこし 開けられたらいいのだけどな

向き合うには 時間やら 素材が 足りないけどな

そんな中で やれること ちょっとだけだけれども

やってみる

「○○描いて~」に 応えるだけだと

一瞬は よろこんでくれるとしても

自分もそれを描いてみよう…には 繋がりにくい

単なる 形の確認になるだけ

あなたのお絵描きじゃないじゃないのよ

わたくしのお絵描きならば 違うの描きたいもん…なんつって 団子虫とか 描いちゃう くせ者の わたくし

あまり わたくしに「○○描いて~」言わなくなってるよな お子たち…賢いね

先日の かきかき時間

「描く~」と言っといて

お子たち気持ちあちこち 散り散りになってしまってたもんで

んもう わたくしだけで 描きますわっ と

ぐるぐる クレヨン動かしてたら

そそそ と 寄ってきて

一人 二人…と 真似して 描きはじめた

ちょっと 真似っこして ぐるぐる してみた Sちゃん

わたくしの ぐるぐるをみて

「そっちに 一緒に 描きたいな…」と 言い出す

いいよ~ ここのうえに 白重ねてみるよ~♪なんて

しばしぐるぐる

ちょっと つるりとした紙だったもんで

色が 滲んで混ざって

「なんか きれいだね~♪」と 楽しそうだった

…とはいえ 最近 ピンクに 突如 目覚めたらしい Sちゃん

「でも ピンクがいい」とな

んじゃ ピンクでやってみる?と訊いたら

「ピンクは まぜない」だそうで

なかなか いい 守りだね

「ピンクで てんとう虫描いて」との 要望

まるっとそのまんまなのは ちと もったいないので

ベースになる ぐるぐるまるまるだけ 描いてもらって のちほど その上から 描きましたる

結局 途中で お部屋ぐるぐる 早歩き回り遊びに いってしまったけど

その後 「ピンクの てんとう虫 持って帰る!」と 言って思い出してくれて

ピンクの およふくに ぴったりの ピンクの 靴下 今のうちに履いて お迎え準備しようね♪にも いそいそ 応えてくれたりして

あぁ これからしばらく Sちゃんへの お誘い 促しの 切り口は ピンクだろかな なんて 思う

しかしなんで そんなに 魅力感じちゃうのかね?ピンク

ピンク好きだった時期ってあったかなぁ?

嫌いじゃないけど

ずっと 葉っぱ色好きだったかもしれないなぁ

長じてからお世話になった ピアノの先生に

「女はピンクよ ピンクの服を着てきなさい」てなこと言われて

笑って流してしまったけど

桃とか 桜とか 蓮とかの 色合いなら 好きで

いわゆる「女の子ピンク」の色は 要らないと思ってる…てことは わかってる

お仕着せへの抵抗感だろかね

でも 目の前の Sちゃんは 己の 湧き出す思いのままに ピンクに向かってるのだなぁ と 思う

人それぞれ

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