十年前の投稿

十年前の 今日 投稿した

じいちゃんが「あちちゃん」に 送った表彰状のこと

個人的なことを 職権乱用して…と取られなくないけれど

こういう 当たり前のような ささいなことが 大切だということ

しっかりと わかっていて 光を当てる じいちゃんの心持ちが やはり 素晴らしいと思う

落ち込んで 自信喪失してしまうときの 呪文は

「だいじょぶだなんとかなるなんとかするじいちゃんまごだから」…て 今でもね…

投稿の リンクではなく

改めて コピー・ペーストしてみた

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先日 母の「子守りさん」をしてくれた「あちちゃん」が 亡くなった
見送る お式のとき
お世話になった冠婚葬祭の清月記で
思い出の品の数々を ポスターにしてくださったそうな
その中に じいちゃんが 小斎の 公民館長だった頃に
あちちゃんに 出した 表彰状 というものがあった
母は 四姉妹の長女
それぞれに 子守りさんは ついていたそうだけど
じいちゃんばあちゃんは ことのほか あちちゃんを気に入って
ずっと 親しくしていた
戦争後 あちちゃん旦那さんの 調子が思わしくなかったりもして
あちちゃんが あちこち働きに出たり 大変な思いをしていたから…と
じいちゃんは 自分が 実家から分けられた 土地に あちちゃん一家を住まわせて
後に 不都合の ないように と
その土地を そっくり 譲ったのだった
んでもって 溺れた他人を助けたとか
なにかの 目立った 出来事があったわけではないのだけど
心底ひとのいい
いつもにこにこ みんなを気持ちよくさせてくれる あちちゃんだから…と
表彰状を送り
特例!?の 金一封まで おくったと…
これぞ!!た 思い込んだらまっすぐの 熱い人 もりむづぉーさんのことだから
前例とか 決まりとか ぴょんと 飛び越えて 独断でやっちまったんだろうなぁ
まぁ いなか町だから そんなんもできたのであろうが
ほんとうはこういうひとたちこそひょうしょうされるべきなのであるよ…と思う
なんか そんなこんなも 思われて
目頭が 熱くなる
いつもほがらかなあちちゃんには
わたくしも なにかと 気にかけてもらったりもして
大好きな人だった
いつもあの世のことなんて 信じてない…なんていいつつも
じいちゃんやばあちゃんに 再会して
あの世で またおだったはなしなんかして
わらっているといいなぁ…なんておもう
合掌

コメント / トラックバック 2 件

  1. 三井多美子 より:

     あちちゃん・・・、懐かしいね! 彼女は五十鈴姉の子守の期間よりも何倍も長い間小斎の家のお手伝いをして支えてくれました。夫のまさっさんは病気で働けないため、子どもふたりを含めた一家の唯一の働き手で大黒柱でもあったんです。でも、そんな苦労は全く感じさせない、いつもニコニコ。時折ポロっと面白ことを言ってはみんなを笑わせる「おだずもっこ」(お調子者)のところもあって・・・みんなに慕われてました。
     私のねえやはけい子ちゃんて言ってとても美しい人でした。眉間にお釈迦さまのようなほくろがあって、それがまた魅力的!私の自慢のねえやさんでした。私はそのけい子あんね(おねえさん)が大好きで、一時もそばを離れずお便所まで背中につかまってついて行ってお便所の床に転げ落ちたこともありました。
     ある日のこと、けい子あんねがよそ行きの格好をしているので「どごさ行ぐの?」とついて行こうとしたら「歯医者さんさ行ぐの。おみやげ買ってくっから待ってらいん」と言ってさっと出ていきました。でも、その日もその次の日もけい子あんねは帰ってきませんでした。来る日も来る日も「けい子あんねぇ~」とどれだけ泣き叫んでいたか・・・今でもその時のことを思うと涙がにじんできます。「歯医者さんさ行ぐの」というけい子あんね声もはっきり聞こえてきます。
     ずっと経ってから大人たちの話から伝わってきたんだけど・・・もう時効だからいいよね・・・父の弟の典郎叔父さんがけい子あんねが好きになって・・・それが原因でねえやを辞めざるをえなかった・・・ということらしい。
     今から70年以上も前、私が5歳の頃の話です。

    • bunbun より:

      あちちゃん
      大好きだった
      親戚だと思ってた
      うちに大人が誰もいない時 訪ねてきて
      みんなが帰ってくるまで なんとか もてなさねば!と あんちゃとふたりで
      台所で 何かをなんとかしよう!として
      何故か 梅干しやらなんやら そこいらにあるものを入れたお粥みたいなものを 作り始めてしまい
      あちちゃんから「あららら、 あぶねぇがら(コンロに鍋をかけた) ほだごどすなくてもいいがらいいがら ありがどなぃん」と 後始末してくれて
      ほどなくして ばあちゃんが帰ってきて 大変なことにならずに済んだ…という思い出

      かつての 人にまつわる思い出は やさしくて 切ないね

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