天国への階段

芝生の中の

天国への階段

ねじばな もじすり

温存するのだからね と 

父に 伝えており

「またかよ」てな 嫌な顔はされつつも

うむ と 頷いてくれてたはずが

本日

朝見て 撮影したばかりの 何本かが

合唱団伴奏仕事から 帰ってきたら

あら?いずこへ?

父のやろう むしりやがりましただ

言ってたよね…てなことが通じないのもわかってますけどね

「邪魔だからだ」だとよ

ちっ

そこに引っ掛かって 転ぶわけでもあるまいに

全く 愛でる対象が 違うと 悲しいものだわい

当て付けのつもりでもなく

むしられた 何本かを

台所窓辺に 挿して

とりあえずこらえた

まぁ そんなこんなしながら暮らしてゆくのだ

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