「何でそんなこと気にすんの?」と 呆れられ
でも なんで そんな 言葉しか 選べないの?と 苛立ち
思えば そんな 生い立ちに遡るような 問いかけは
たった今の ひとときに なんの役にも たたなかったりするのだよな
さぁて 何をどうしたいのだろう わたくし と 思いあぐねた 挙げ句に
そういう 言い方 気持ちよくねぇんだよっ!などと
こっそり 啖呵を切ってしまい
しかし「なんか 怒ってんの?」なんて
でかいでかい 泥濘かと思ったものを
ひょい と 飛び越えてて
なんなんだよ その ひきずらなさはっ!?とかも 思いつつ
たぶん そんな 重きを 置きたい 思いの ずれが
肩透かし腰砕けだったり
蟠りほどきの 弾み板のようでもあり
いつのまにか まあいいや とか 思うんだ
空など見上げて ふぅ と 吹き飛ばしたのは
拘る心かな