ぽぷっ

まだ 水面から顔を出していない 蓮の葉っぱは

息をしているのがよくわかる

ゆっくり 空気の玉を結ばせて

ぽぷっ

光に撫でられるように 浮かぶ玉

その身より先に

世へ送り出す

そこには たましひの 片鱗も

含まれているのかもしれない

そんなことを うっとり思う のどかな一日であった

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